こちらはしばらく寒い日が続き、厚手のジャケットが手放せません。
これから年末までとても忙しいスケジュールなのですが、忙しいながらもすごく楽しんでいるのはBrown troutの調査です。
eawagのプロジェクトの一つとして、Brown troutの人による放流が生態系に与える影響を調べていますが、今はその調査シーズンです。
地元の釣り人達と一緒に、小川で電気ショッカーを使いBrown troutを捕獲し、鰭の一部を切り取ることでマーキングし、放流をします。
そして、来年再度捕獲調査をして、放流したうちどれだけが生き残るかを推定します。
私はここの人たちに比べると手が小さく、まだ体サイズの小さいBrown troutを掴んでマーキングをするのにうってつけということで、お手伝いをしています。
調査地の小川は、幼少時代に家の側にあった小川と蛇行の仕方から水草の生息具合までそっくりです。違うのは、周囲が水田ではなく放牧地であるということだけ。
調査中は色々と昔のことを思い出しています。鮎のつかみ取り大会に参加したこととか。ははは。
この調査はお手伝いで、私の仕事は釣り人の放流行動とBrown troutの個体群動態をモデル化すること。実際の調査現場をみたり釣り人達と交流することで、イメージが膨らみます。
でも、研究に関係なくても楽しいからやってる、ということのほうが大きいんだなと思います。